きのここ通信

ポケモントレーナーのチラシ裏

【最終378位/R2011】無私カミウーラ【ポケモンSVシングル S16レギュF】

みなさんこんにちは。フーと申します。

 

 

今回はS16にて6年ぶり、SV初のレート2000を達成した構築の紹介をさせていただきます。

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戦績

最高/最終レート2011 378位

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コンセプト

採用ポケモンになるべく自我を出さないようにする。

補完枠まで含めて6匹を環境上位のポケモンで固めて強い勝ち筋を用意する。相手の環境メタや行動読みを意識し過ぎずこちらの勝ち筋を押し付ける。

 

 

経緯

 

Ver1.0

S15の記事から構築の軸にする並びを考えていたところ、前期のめろさんの構築の水ウーラオスとハバタクカミの2匹の並びが非常に強力だと思い軸にしてスタートしました。ハバタクカミの役割は起点作成に重きを置きたかったので、めろさんがサブロムで使われていた型を採用しました。

 

claris-bradbury.hatenablog.com

掲載許可をくださっためろさん、ありがとうございます!

 

この2匹を後発に置きたかったので、先発適性があり2匹のサポートをできるポケモンを探したところ、HBに厚くした上でアンコールと岩石封じを採用した炎オーガポンが適任だと思い採用しました。またイダイトウ入りの構築・サイクルを回してくる相手にステロが欲しかったので、同じく初手に投げやすいディンルーを採用しました。

ここまでの4匹だとドヒドイデ絡みの受けサイクルを崩せなかったので、電気テラスパオジアンを採用しました。

最後の1枠は構築にいるだけで相手に無限の型のケアをさせることができるカイリューを採用しました。型は麻痺や定数削りで後続のサポートができる渦アンコール型で採用しました。

 

こちらの並びで3/16(土)に岡山市で行われた第1回鬼備オフで準優勝することができました。

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Ver2.0

鬼備オフでの反省やランクマで回した所感を元にポケモンの差し替え、型の変更を行いました。

 

・ハバタクカミ

甘える挑発は起点作成では強力なものの単体性能が若干足りていないと感じたため、めろさんの原案通りの瞑想ミストフィールドカミに変更しました。

 

・ディンルー→ブリジュラス

初手の挑発カミやアンコール持ちのオーガポンに好き放題されて動かしにくさを感じたのでミラーコートを覚えたイバンブリジュラスに変更しました。

 

カイリュー

電磁波頼りの雑なプレイングになって選出と立ち回りがブレがちになっていたこと、オフで戦っていてランド+ブリジュラスの構築が重かったためクリアチャームを持った地面テラスの型に変更しました。

 

Ver2.1

6匹のメンバーはしっくり来ていたものの、ランクマであまり勝ち越せずにいたので更に型を再検討しました。

 

・ブリジュラス

初手のカイリューやブリジュラスに電磁波を入れられていいようにされる場面が多かったこと、ミラーコートを自分が上手に扱えなかったので電磁波に変更しました。

 

・ハバタクカミ

自分で使ってみるとミストフィールドで状態異常をシャットアウトするよりも挑発で相手の変化技全てをシャットアウトしたい場面が多かったので、ミストフィールド→挑発に差し替えました。

 

・オーガポン

岩石封じを撃ちたい相手はパオジアン・炎オーガポン・カイリューですが、

・パオジアンの氷柱+不意打ちは火力アップアイテムが無ければ特化でも耐える

・ディンルー→ブリジュラスにしたことで初手に炎オーガポンが来なくなった

カイリューは岩石封じがあってもどうせ削り切れない

の3点に気づいたので、色々とこの枠の技を差し替え最終的にしっくりきた叩き落とすを採用しました。

 

個体紹介

 

 

ハバタクカミ

持ち物:ブーストエナジー

テラスタイプ:フェアリー

性格:おくびょう

特性:こだいかっせい

技:ドレインキッス/めいそう/あまえる/ちょうはつ

実数値(努力値):157(212)-×-95(156)-169(108)-156(4)-174(28)

調整

HB…特化パオジアンのつららおとし確定耐え
  +2水ウーラオスの特化雫アクジェ(=持ち物なしテラスアクジェ)をステロ踏んでも確定耐え

HD…臆病ハバタクカミのムンフォを2耐え

S…ブースト時に雨下の準速イダイトウ抜き

 

試合の中でこのポケモンを起点作成に使うのか、エースにするのかを自由に選択できるこの型は非常に強力でした。最初はS4振りで使用していましたが、時々当たるペリッパー+イダイトウの雨パにぼこぼこにされていたのでイダイトウの上からあまえるを撃てるよう素早さを若干引きあげました。

 

 

 

ウーラオス(れんげきのかた)

持ち物:しんぴのしずく

テラスタイプ:みず

性格:いじっぱり

特性:ふかしのこぶし

技:すいりゅうれんだ/ドレインパンチ/つるぎのまい/アクアジェット

実数値(努力値):191(124)-198(236)-135(116)-×-81(4)-121(28)

調整

HB…特化パオジアンの抜群テラバーストを68.8%で耐える

  しんぴのしずく持ち+2特化水ウーラオスのドレパン+アクジェを約91%で耐える(パングロは58%)

S…ミラー意識

 

シーズン中盤まで前期のめろさんの調整からSラインを1上げた実数値120で使っていたのですが、同速が多発したのでSラインを更に1つ上げました。結果として変更後は剣舞水ウーラミラー全てで上から行動できていたので、剣舞2回→ドレインパンチで相手の行動にあまり依存せず勝つことができました。

このポケモンが舞ってテラスを切ったときの制圧力が凄まじいので、まずはこのポケモンを通せるか否かで試合プランを立てていました。

 

 

オーガポン(かまどのめん)

持ち物:かまどのめん

テラスタイプ:ほのお

性格:わんぱく

特性:かたやぶり→おもかげやどし

技:ツタこんぼう/ウッドホーン/アンコール/はたきおとす

実数値(努力値):185(236)-141(4)-144(212)-×-117(4)-137(52)

調整

HB…陽気パオジアンのつららおとし2耐え

  特化パオジアンのつららおとし+ふいうち確定耐え

  特化鉢巻パオジアンの悪テラスかみくだくを87.5%で耐える

  陽気鉢巻水ウーラオスの水テラスすいりゅうれんだを75.8%で耐える

S…準速サーフゴー抜き

 

初手にとりあえずで投げてもある程度活躍できる万能ポケモン。叩き落とすを採用したことで持久力ブリジュラスの回復ソースを奪ったり、スケショカイリューを弱体化させられたり、初手で鉢合わせたガチグマのチョッキを叩いてこちらのハバタクカミの通りを良くしたりと岩石封じに負けないほど活躍してくれました。

 

 

 

パオジアン

持ち物:オボンのみ

テラスタイプ:でんき

性格:ようき

特性:わざわいのつるぎ

技:つららおとし/テラバースト/ふいうち/つるぎのまい

実数値(努力値):172(132)-169(228)-101(4)-×-86(4)-190(140)

調整

HB…特化グローブウーラオスのすいりゅうれんだ+アクジェを全て最高乱数以外耐え

S…最速トドロクツキ+2

こちらはめろさんの調整をそのまま使わせていただいています。

 

ウーラオスを通しにくい雨パやイダイトウ軸の相手に選出していました。ハバタクカミの甘える+耐性変化テラスによって積む隙を作っていました。氷柱外しや不意打ちなどウーラオスと比較すると不安定な部分もあるので、安易に選出せず出しどころを吟味するのが大切だと感じました。

 

 

 

カイリュー

持ち物:クリアチャーム

テラスタイプ:じめん

性格:いじっぱり

特性:マルチスケイル

技:じしん/アイススピナー/りゅうのまい/はねやすめ

実数値(努力値):173(52)-204(252)-115-×-120-126(204)

調整

A…火力が欲しいので特化

S…+1で準速パオジアン、ハバタクカミ抜き

前々期のめろさんのカイリューを参考にさせていただきました。

 

この構築で最後まで一番しっくり来なかった枠で選出率も最下位でしたが、ランド絡みのサイクルパは勿論、ママンロンゲやコータス晴れパなど思わぬ相手にも活躍してくれました。

選出した試合の約70%は勝利していたので補完枠として最高のポケモンでした。

 

 

 

ブリジュラス

持ち物:イバンのみ

テラスタイプ:ステラ

性格:ひかえめ

特性:がんじょう

技:りゅうせいぐん/てっていこうせん/でんじは/ステルスロック

実数値(努力値):165-×-151(4)-194(252)-85-137(252)

調整

CSぶっぱ

 

ステロが欲しいイダイトウ軸やオーガポンを初手に投げにくい岩オーガポンやキラフロル、オオニューラのいる相手に初手出ししていました。

上振れ期待ででんじはを採用したものの、撃つ場面があまりなかったので好みでほえるやはどうだん等に差し替えても良いのかなと感じました。

 

 

 

主な選出パターン

 

・オーガポン+ハバタクカミ+ウーラオス

まずこの3匹で勝てるかどうかで選出を考えていました。

 

・ブリジュラス+ハバタクカミ+ウーラオス

ブリジュラスの個別解説にも記載した通り、キラフロルや岩オーガポン、オオニューラ入りにはこの選出をすることが多かったです。

 

・ブリジュラス+ハバタクカミ+パオジアン

イダイトウ構築や雨パ、ドヒドイデ絡みの構築にはこの選出をすることが多かったです。

 

・オーガポン+ブリジュラス+ハバタクカミ

受けループにはこの選出。相手のハピナスのどくバリなげつけるをブリジュラスでいなしてからハバタクカミで積めばほぼ勝てます。

 

・オーガポン+ハバタクカミ+カイリュー

コータスホムラにはこの選出。初手のオーガポンでコータスの脱出パックを叩いたりステロをアンコールしたりで行動を妨害しつつ、カイリューの起点を作ります。2舞すれば古代活性ホムラの上を取れるようになります。

 

重いポケモン・並び

 

・テツノツツミ+鋼タイプ

ウーラオスがツツミに弱いのでカミをエースにしたいですが、ハッサムが採用されているとかなり厳しいです。

 

ドーブルバトン/ライドバトンなどのギミックパ

対策枠も対策技も入れていないので相手との運試しになります。

 

最後に

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今期は最終日が土日であることや、4月に自分が主催で対戦オフを開くこともあり、前々から1ヵ月頑張ってみようと思っていたので結果が伴って安堵しています。

7世代ぶりに対戦復帰して以降1ヵ月1シーズンやテラスタルに振り回されてきましたが、一つの目標を達成できとても嬉しいです。

今後も打ち込めそうな月を見つけてさらに上を目指して精進したいと思います。

 

Special Thanks

・鬼備オフを開催してくださった岡山大学ポケモンサークル「にほんばれ」の皆さん

・鬼備オフで対戦してくださった皆さん

・構築の相談に乗っていただき、ブリジュラス採用を提案してくださったふぁてさん

 

 

最後に宣伝で締めさせていただきます。

この記事を執筆している日(4/2)の週末土曜日(4/6)に広島市で対戦オフを開催いたします。あとわずかですが参加枠がありますのでこちらも是非よろしくお願いします!

who-poke.hatenablog.com

 

 

何かありましたらTwitterまでよろしくお願いします。